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 文化・教養 KUポートスクエア
民俗学入門  
神奈川県内の民俗を材料に

 
講座の内容
日本の民俗学は、ごくありふれた生活のなかから資料を獲得し、人びとの生活の歴史を組み立てる学問として成立した。民俗学は生活のあるところであればどこでも研究できる学問である。都市化が進んだ神奈川県は、民俗学の案内書や辞書にはほとんど登場しない。しかし、神奈川県内も様々な地域があり、それぞれに生活文化が展開してきた。
今回の講座では、民俗学の研究対象としてきた様々な事項を取り上げ、具体的な資料を神奈川県内に求め、その事象の特色や民俗学的な意味を講じ、地域からの民俗学という視点で皆さんを民俗学へ誘い、さらに皆さんが自ら民俗学研究を始める契機としたい。
講座の内容  
開講月日 担当講師 内容
1 7/12(火) 福田 アジオ
民俗学の成立
柳田国男の民俗学を概観し、そのなかで重要な位置を占める内郷村調査の意義を考えたい。1919年に行った神奈川県内の一村落での学際的な合宿調査から柳田国男は何を学び、その後の民俗学確立にどのような影響を与えたのかを考える。
2

7/19(火)

福田 アジオ
先祖と子孫
神奈川県内の村落にはジルイ、ジミョウ、ジシンルイという特色ある社会関係が存在する。一般的には本家と分家という関係であると理解されているが、本家・分家集団とは簡単には言えない。このジルイ・ジミョウ・ジシンルイを手がかりに、地域の歴史形成過程を考える。
3 7/26(火) 福田 アジオ
稲作文化
神奈川県内ではかつて、田植えをせず、種子を直まきする摘田という方法で稲作が行われていた所がある。田植えが普遍的と常識化している稲作のなかでの摘田の特色を考え、稲作文化を再考したい。
4 8/ 2(火) 福田 アジオ
年中行事
神奈川県内の年中行事にはいくつもの特色ある行事が見られる。2月8日・12月8日のコトヨーカには恐ろしい一つ目小僧が来るという。土地によっては、ミカワリバーサンが訪れるという。いくつかの行事を素材にして年中行事の意味を考える。
5 8/ 9(火) 福田 アジオ
大山信仰
神奈川県内でもっとも有名な山は大山であろう。かつては大山詣でが盛んに行われ、県内を大山街道が走る。雨乞はじめ様々な内容を持つ大山への信仰を手がかりに、山岳信仰の問題を考察したい。
 
 
申し込み期間
2011/3/8(火)〜6/28(火) 受付終了
※申込期間後も定員に余裕がある場合は、受け付けますのでお問い合せください。
開講期間 2011/7/12〜8/9 火曜日 全5回 15:00〜16:30
受講料 8,000円
定員 50名 ※先着順に受け付け、定員に達し次第締め切ります。
会場 KUポートスクエア
※受講料には、資料代および消費税が含まれます。
※講師の緊急な都合などにより日程等を変更する場合があります。
※定員に満たない場合は、開講できないことがあります。
 
講師紹介  
福田 アジオ
神奈川大学名誉教授
1941年三重県生まれ。1971年東京教育大学大学院文学研究科日本史専攻修士課程修了。1977年武蔵大学助教授。その後、国立歴史民俗博物館教授、新潟大学教授を歴任。1998年より2011年3月まで神奈川大学教授。専門は民俗学、日本村落社会史。主要著書に『柳田国男の民俗学』『番と衆─日本社会の東と西』『近世村落と現代民俗』『日本の民俗学』(以上、吉川弘文館)、『戦う村の民俗誌』(歴史民俗博物館振興会)、『寺・墓・先祖の民俗学』(大河書房)、『歴史探索の手法』(筑摩書房)など。
 
 
 
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