17B1612901
受領たちの処世 『源氏物語』を楽しむための王朝貴族入門

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講座概要

講座番号 17B1612901
期間 2018年1月16日 ~ 2018年3月20日
回数 3回
曜日
時間 14:00~15:30
定員 30名  ※先着順に受け付け、定員に達し次第締め切ります。
受講料 5,000円 4,500円
申込期間 2017年9月1日 ~ 2018年1月15日
※申込期間後も定員に余裕がある場合は、受け付けますのでお問い合わせください。
キャンパス KUポートスクエア

※ 受講料には、教材費(一部の講座を除く)及び消費税が含まれます。
※ 受講者区分 一般の方:一般の方 神奈川大学生・卒業生等および協議会加盟大学在学生神奈川大学生・卒業生等および協議会加盟大学在学生
※ 受講者区分が 一般の方で、前年度、生涯学習・エクステンション講座の受講歴(一部講座除く)がある方は、受講料を5%割り引きます。

※ 開講日程や時間は、講師の緊急な都合などにより変更する場合があります。
※ 定員に満たない場合は、開講できないことがあります。

内容

『源氏物語』には、幾人(いくにん)かの受領(受領国司(ずりょうこくし))たちが登場します。
最も光源氏に近いところでは、若い頃には光源氏の恋の手伝いに忙しかった惟光(これみつ)は、やがて摂津守(せっつのかみ)として受領になりますし、惟光と同じく若い頃から光源氏の側近(そっきん)であった良清(よしきよ)も、やがては近江守(おうみのかみ)として受領になります。また、明石(あかし)の君(きみ)といえば、明石中宮(ちゅうぐう)の実母であって、光源氏の重要な妻の一人ですが、その明石の君の父親の明石入道(にゅうどう)は、前播磨守(さきのはりまのかみ)であって、受領であった人物です。
この他、光源氏と一夜(ひとよ)限りの関係を持った空蝉(うつせみ)の夫の伊予介(いよのすけ)も、その息子の紀伊守(きいのかみ)も、『源氏物語』の代表的な受領たちです。さらに、須磨(すま)に都落(みやこお)ちした光源氏を見舞(みま)った筑前守(ちくぜんのかみ)や、その父親の大宰大弐(だざいだいに)なども、受領として『源氏物語』を代表する存在でしょう。
そして、こうした受領(受領国司)たちは、物語の中で、彼らならではの独特の役割を与えられています。彼ら受領たちは、頭中将(とうのちゅうじょう)などとは異なり、けっして光源氏の友人にはなれません。受領たちは、いつも光源氏から見下されていて、彼ら自身も、光源氏の前では卑屈(ひくつ)な態度を取ります。しかしながら、それでいて、彼ら受領たちは、何かと光源氏から頼られたり必要とされたりするのです。
この講座では、『源氏物語』という物語をより深く楽しむために、王朝時代の受領(受領国司)たちについて、その立場や役割などを、できるだけ具体的に見ていきたいと思います。

講座日程

開講月日 内容
第1回 2018/01/16 受領たちの社会的な位置付け
上級貴族の方違(かたたがえ)の宿となる受領の自宅/上級貴族たちの遊興を盛り上げる受領たち/上級貴族家の穢(けがれ)を引き受ける受領たち/乳母(めのと)たち・女房たちの父親たち
第2回 2018/02/20 受領への道 ― どうすれば受領国司になれるか ―
受領になることの難しさ/良い受領・悪い受領・普通の受領/最も堅実(けんじつ)な方法―「巡(じゅん)」と呼ばれる制度 ― /かなり問題のある方法 ― 「成功(じょうごう)」と呼ばれる制度 ― /完全なる横入り ― 「家司受領(けいしずりょう)」と呼ばれる受領たち ―
第3回 2018/03/20 受領たちの政治的な位置付け
国家財政を支える受領たち/賢(かしこ)い受領・愚(おろ)かな受領・普通の受領/受領たちから朝廷への申請(しんせい)/訴(うった)えられる受領たち/成り上がる受領たち

講師紹介

繁田 信一

神奈川大学日本常民文化研究所特別研究員、神奈川大学外国語学部講師
1968 年東京都生まれ。1991 年東北大学卒業。1993 年東北大学大学院修了。修士(文学)。2003 年神奈川大学大学院修了。博士(歴史民俗資料学)。著書に『天皇たちの孤独』『殴り合う貴族たち』『御堂関白記藤原道長の日記』『御曹司たちの王朝時代』『庶民たちの平安京』(以上、角川学芸出版)、『王朝貴族の悪だくみ』(柏書房)、『かぐや姫の結婚』(PHP 研究所)、『紫式部の父親たち』(笠間書院)、『王朝貴族のおまじない』(ビイング・ネット・プレス)、『陰陽師』(中央公論新社)、『陰陽師と貴族社会』『平安貴族と陰陽師』『呪いの都 平安京』『安倍晴明』(以上、吉川弘文館)など。

※講師については都合により変更する場合があります

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