19B1611901
平安時代の儀式書『江家次第』を読む  

開講済

講座概要

講座番号 19B1611901
期間 2020年1月29日 ~ 2020年2月29日
回数 8回
曜日
時間 10:30-12:00,13:00-14:30
定員 30名  ※先着順に受け付け、定員に達し次第締め切ります。
受講料 12,500円 11,200円
申込期間 2019年9月3日 ~ 2020年1月28日
※申込期間後も定員に余裕がある場合は、受け付けますのでお問い合わせください。
キャンパス KUポートスクエア
備考 ※【第2回目】2月5日は講師の都合により休講となりました。休校日の振替によりガイドブックとは日程が異なっていますのでご注意ください。

※ 受講料には、教材費(一部の講座を除く)及び消費税が含まれます。
※ 受講者区分 一般の方:一般の方 神奈川大学生・卒業生等および協議会加盟大学在学生神奈川大学生・卒業生等および協議会加盟大学在学生
※ 受講者区分が 一般の方で、前年度、生涯学習・エクステンション講座の受講歴(一部講座除く)がある方は、受講料を5%割り引きます。

※ 開講日程や時間は、講師の緊急な都合などにより変更する場合があります。
※ 定員に満たない場合は、開講できないことがあります。

内容

9世紀末の摂関期以降の朝廷の儀礼や政務を総称して公事という。公事はそれ以前の律令制下の国家儀礼や政務を基礎に成立した。律令制下の国家儀礼や政務は、9 世紀に成立した「式」や「儀式」などの法典に則って行われた。摂関期以降の公事にもその枠組みは残ったが、時代の変化のなかでその枠組みからはみ出す部分が多くなり、有職故実が成立した。そして、故実の備忘のために日記(古記録)が書かれ、故実に則って公事を行うための式次第(進行手順)を記した公事の参考書(マニュアル書)として儀式書が成立した。儀式書は個人が編纂したもので、多くの類書が成立したが、源高明の『西宮記』、藤原公任の『北山抄』、大江匡房の『江家次第』が三大儀式書として尊重された。今回はこのうち『江家次第』をテキストとし、正月元日に行われる「四方拝」「小朝拝」「元日宴会」の三公事の部分を読むことにする。儀式書は難解であるので、各公事の全体像を把握することを目的とし、易しく読み進めることとする。なお、テキストはこちらで用意する。

講座日程

開講月日 内容
第1回 2020/01/29 公事と『江家次第』
『江家次第』を読み進めるための前提事項として、公事や有職故実成立の問題、『江家次第』の特徴などについて講義する。
第2回 2020/02/12 『江家次第』「四方拝」条を読む①
年頭最初の公事は、天皇が元日寅刻(午前3 時)に行う四方拝である。『江家次第』でも冒頭に記される。この「四方拝」条を2 回に渡って読み進める。
第3回 2020/02/19 『江家次第』「四方拝」条を読む②【10:30-12:00】
第4回 2020/02/19 『江家次第』「小朝拝」条を読む【13:00-14:30】
四方拝に続く元日の公事は小朝拝である。これは公卿・殿上人が天皇に年頭の拝賀をする公事である。律令制下では全律令官人が天皇に年頭の拝賀をする朝賀という儀礼があったが、摂関期以降は朝賀が廃絶し、小朝拝が残った。この「小朝拝」条を読み進める。
第5回 2020/02/26 『江家次第』「元日宴会」条を読む①【10:30-12:00】
小朝拝に続く元日の公事は元日宴会である。正しくは元日節会という。節会とは平安時代に入って成立した天皇主催の宴会であり、摂関期以降では、元日節会のほかに、正月の白馬節会と踏歌節会、11 月の新嘗祭に伴う豊明節会があり、また、大嘗祭の後には三日間連続で節会が行われた。「元日宴会」条は長文のために、4 回に分けて読み進める。
第6回 2020/02/26 『江家次第』「元日宴会」条を読む②【13:00-14:30】
第7回 2020/02/29 『江家次第』「元日宴会」条を読む③【10:30-12:00】
第8回 2020/02/29 『江家次第』「元日宴会」条を読む④【13:00-14:30】

講師紹介

近藤 好和

國學院大学大学院・和洋女子大学非常勤講師
1957年神奈川県生まれ。1987年國學院大学大学院文学研究科博士課程後期単位取得。博士(文学・広島大学)。著書に、『弓矢と刀剣』『中世的武具の成立と武士』『騎兵と歩兵の中世史』(以上、吉川弘文館)、『源義経』(ミネルヴァ書房)、『装束の日本史』『武具の日本史』(以上、平凡社新書)、『日本古代の武具 『国家珍宝帳』と正倉院の器仗』(思文閣出版)、『朝廷儀礼の文化史』(臨川書店)、『天皇の装束』(中公新書)などがある。

※講師については都合により変更する場合があります

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