23A1603600
【開講決定】楽しく読む『蜻蛉日記』【対面講座】 道綱母は幸せだったのか

開講済

講座概要

講座番号 23A1603600
期間 2023年6月14日 ~ 2023年9月20日
回数 4回
曜日
時間 13:30~15:00
定員 30名  ※先着順に受け付け、定員に達し次第締め切ります。
受講料 7,500円 6,800円
申込期間 2023年3月1日 ~ 2023年6月11日
※申込期間後も定員に余裕がある場合は、受け付けますのでお問い合わせください。
会場 KUポートスクエア
備考 ※こちらの講座は2022年度までタイトル「『蜻蛉日記』を読む」で実施していた講座と同一講座です。
内容は前回の続きとなります。

◆コロナウイルス感染症の状況により講座内容を変更する場合がございます。

※ 受講料には、教材費(一部の講座を除く)及び消費税が含まれます。
※ 受講者区分 一般の方:一般の方 神奈川大学生・卒業生等および協議会加盟大学在学生神奈川大学生・卒業生等および協議会加盟大学在学生
※ 受講者区分が 一般の方で、前年度、生涯学習・エクステンション講座の受講歴(一部講座除く)がある方は、受講料を5%割り引きます。

※ 開講日程や時間は、講師の緊急な都合などにより変更する場合があります。
※ 定員に満たない場合は、開講できないことがあります。

内容

『蜻蛉日記』を、原文(現代語訳付き)で楽しく丁寧に読んでいく講座です。
『蜻蛉日記』は、夫である藤原兼家の愛情を、ひたすら求めて生きた道綱母が、自らの人生を綴る日記文学です。創作された物語とは異なり、王朝時代の結婚生活の実際の様相を、読むことができます。この点が、蜻蛉日記を読む楽しみの1つになっています。
作者である道綱母は、高名な歌人であったとはいえ、生涯を一主婦として生きた女性でした。しかも夫は、摂政太政大臣にまで上り詰めたあの兼家……夫の愛情を求めて生きる人生とは、こんなにも儚(はかな)いものであったのか……己が心の苦しい心情を、抉(えぐ)り出すように記される心理描写の濃密さ、ライバルの妻たちに対する罵詈雑言(ばりぞうごん)の激しさ、大胆さは、文学史上の驚異と言ってもいいでしょう。
一方、近年、「道綱母は、実は幸せだったのではないか」という研究も、広く支持されています。本講座でも、その点を、1つの視座として設定してみました。皆さまとご一緒に、『蜻蛉日記』の世界を楽しく読み進んで行きましょう。
初めての方でも大丈夫なように、配慮いたします。

※講座の進行状況により、内容が前後することがあります。

講座日程

開講月日 内容
第1回 2023/06/14 「上巻」―⑨ 町の小路の女は、兼家の子供を出産します。
第2回 2023/07/19 「上巻」―⑩ 町の小路の女は出産後、兼家にすてられます。
第3回 2023/09/13 「上巻」―⑪ 道綱母は兼家に、切々たる長歌を贈ります。
第4回 2023/09/20 「上巻」―⑫ 兼家は道綱母に、長歌の返歌を贈ってきました。

講師紹介

宇留田 初実

聖徳大学兼任講師
青山学院大学大学院博士課程単位取得満期退学。2003年より現職。専門は日本文学(平安時代)、幼児言語学、国語教育。詩人(2003年コスモス文学新人賞受賞)。朗読家。著書に『情報と表現― 日本語の表現と技法』(共著、双文社出版)。

※講師については都合により変更する場合があります

開講済

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