開講済
講座番号 | 23B1601200 |
期間 | 2023年10月13日 ~ 2024年3月1日 |
回数 | 6回 |
曜日 | 金 |
時間 | 15:00~16:30 |
定員 | 30名 ※先着順に受け付け、定員に達し次第締め切ります。 |
受講料 | 10,500円 9,500円 |
申込期間 |
2023年9月1日 ~
2023年10月10日 ※申込期間後も定員に余裕がある場合は、受け付けますのでお問い合わせください。 |
会場 | KUポートスクエア |
※ 受講料には、教材費(一部の講座を除く)及び消費税が含まれます。
※ 受講者区分 :一般の方
:神奈川大学生・卒業生等および協議会加盟大学在学生
※ 受講者区分が で、前年度、生涯学習・エクステンション講座の受講歴(一部講座除く)がある方は、受講料を5%割り引きます。
※ 開講日程や時間は、講師の緊急な都合などにより変更する場合があります。
※ 定員に満たない場合は、開講できないことがあります。
維新の時代を切り開き、格闘し、中途で倒れたり、生延びて新時代を築いた人々を、その書きのこした史料を読みながら紹介します。候補は藤田東湖(水戸)、阿部正弘(幕府)、橋本左内(福井)、真木和泉(久留米)、岩倉具視(朝廷)、木戸孝允(長州)。耳慣れない名がある一方、定番のはずの名がないので不思議と思われるかも知れませんが、これには理由があります。それがなぜかは聴いてのお楽しみ。
回 | 開講月日 | 内容 |
---|---|---|
第1回 | 2023/10/13 |
藤田東湖(水戸) 幕末にアメリカ使節ペリーが来たとき、主君の徳川斉昭とともに、日本中で最も注目を浴びていた政治家です。彼らの「尊王攘夷」とは何だったのか。その内実を紹介します。 |
第2回 | 2023/11/10 |
阿部正弘(徳川公儀) ペリー来航の前後12年間、徳川公儀を取り仕切った宰相。彼は200余年の鎖国を円滑に開国に転換させました。その成功の背後には、18世紀末から公儀内部で意識されていた長期的な危機の意識がありました。今の地球温暖化と同じ形の問題です。 |
第3回 | 2023/12/15 |
橋本左内(福井) 越前福井の藩主松平慶永の右腕として活躍し、そのために殺された維新最初の志士。一橋慶喜を将軍の後継に擁立しようとする運動の背後には、日本の挙国一致を通じ、世襲身分制を克服しようとする雄大な未来展望がありました。 |
第4回 | 2024/01/12 |
真木和泉(久留米) 九州久留米の神官。王政復古のシナリオを最初に構想し、1863年に尊攘運動が最も高揚したときには、その先頭に立っていた人です。この草莽は「復古」を通じて何を未来に見ていたのでしょうか。 |
第5回 | 2024/02/09 |
岩倉具視(朝廷) 王政復古の立役者。孝明天皇の側近として台頭し、幕末に一時退けられたものの、王政復古の後は明治政府の第一人者となりました。彼は天皇に条約勅許を拒否するよう勧めましたが、そのとき実は米欧への使節団派遣を構想していたのでした。 |
第6回 | 2024/03/01 |
木戸孝允(長州) いわゆる維新三傑の一人。もと開国論者だった彼は攘夷運動の仲間に加わり、長州が朝敵として征討を受けたときには、それに対応する責任を負わされました。絶体絶命の立場を彼はどう捉え、克服しようとしたのでしょうか。 |
東京大学名誉教授
1950年生まれ。東京大学大学院総合文化研究科教授、跡見学園女子大学教授を歴任。現在、東洋文庫研究員。専門は19世紀日本史、東アジア史、比較史。『維新史再考』 (NHK出版)、『日本史からの問い』白水社、『民主化への道はどう開かれたか』 (清水書院)などがある。
※講師については都合により変更する場合があります
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