開講済
講座番号 | 23B1603900 |
期間 | 2023年10月7日 ~ 2023年12月2日 |
回数 | 5回 |
曜日 | 土 |
時間 | 13:30~15:00 |
定員 | - |
受講料 | 9,000円 8,200円 |
申込期間 |
2023年9月1日 ~
2023年10月4日 ※申込期間後も定員に余裕がある場合は、受け付けますのでお問い合わせください。 |
会場 | オンライン |
備考 | ※※必ず下記の内容をご確認ください※※ ・記録用動画の収録・配信はありません。 ・「ライブ講座」では、ビデオ会議ツール「Zoom」を使用しリアルタイムで授業を配信します。 ※「ライブ講座」ご受講にあたり下記のシステム環境が必要です。各自、環境の準備と確認をお願いします。 1.パソコン・スマートフォン・タブレットなどの端末 2.インターネット環境 3.マイク(内蔵または外付け) 4.ウェブカメラ(内蔵または外付け) (マイク付きヘッドフォンセットの場合、音声をクリアに聞く・話すことができます。) |
※ 受講料には、教材費(一部の講座を除く)及び消費税が含まれます。
※ 受講者区分 :一般の方
:神奈川大学生・卒業生等および協議会加盟大学在学生
※ 受講者区分が で、前年度、生涯学習・エクステンション講座の受講歴(一部講座除く)がある方は、受講料を5%割り引きます。
※ 開講日程や時間は、講師の緊急な都合などにより変更する場合があります。
※ 定員に満たない場合は、開講できないことがあります。
神道と仏教は日本人の精神文化の二大潮流をなしてきました。古来の神道と伝来した仏教は、当初は対立しながらも、神仏習合によって相互に影響を及ぼしつつ、江戸時代まで歴史的に長く併存してきました。しかし明治時代に、神道は国家と結び付いて仏教を排斥し、国家神道として天皇制を支えることになります。その国家神道も戦後に廃止され、現在は神道と仏教の和合が探られています。本講座では神道と仏教の関係を古代から現代まで歴史的に整理してたどるとともに、現代におけるそれぞれの可能性を探ることにしたいと思います。
回 | 開講月日 | 内容 |
---|---|---|
第1回 | 2023/10/07 |
飛鳥時代ー仏教伝来と神道 仏教伝来をきっかけに神道派による排仏が生じながらも、聖徳太子による仏教政策で仏教が受容される一方、天武天皇の勅命で日本神話の編纂が始まりました。 |
第2回 | 2023/10/21 |
奈良・平安時代ー奈良仏教と密教 平城京への遷都により仏教が鎮護国家を担うことになりますが、奈良仏教を批判した空海による密教には、大日如来に太陽信仰の神道的要素を見ることもできます。 |
第3回 | 2023/11/04 |
鎌倉・室町時代ー鎌倉新仏教と禅宗 平安時代末の社会不安の中から親鸞などによる新仏教が生まれ、庶民の中に広がるとともに、武士の中には禅宗が広がって、禅寺の石庭には神道の自然信仰の要素を見ることができます。 |
第4回 | 2023/11/18 |
江戸時代ー神道の大衆化と尊王攘夷運動 江戸時代には伊勢神宮へのお伊勢参りなど神道が大衆化するとともに、国学を背景に江戸末期には尊王攘夷運動が生じて、神道が国家主義的な方向に向かうことになります。 |
第5回 | 2023/12/02 |
明治~現代ー国家神道から神仏和合へ 明治新政府の神仏分離令により廃仏毀釈運動が生じ、神道が天皇制国家を支えることになりましたが、戦後に国家神道が廃止されて、現代では神道と仏教の和合と、それぞれの新たな可能性が探られています。 |
神奈川大学名誉教授
1948年三重県生まれ。東北大学大学院文学研究科博士課程単位取得。博士(文学・東北大学)。専門は哲学・文化比較論。神奈川大学外国語学部教授を経て、2019年に退職。現在、神奈川大学名誉教授。主な訳書として『世界史の哲学講義1822/23年ヘーゲル』上・下(講談社学術文庫、2018年)、主著として『ヘーゲルとドイツ・ロマン主義』(御茶の水書房、2000年)など。
※講師については都合により変更する場合があります
開講済