開講済
講座番号 | 24A1600027 |
期間 | 2024年7月6日 ~ 2024年7月27日 |
回数 | 4回 |
曜日 | 土 |
時間 | 15:30~17:00 |
定員 | 30名 ※先着順に受け付け、定員に達し次第締め切ります。 |
受講料 | 7,200円 6,500円 |
申込期間 |
2024年3月1日 ~
2024年6月24日 ※申込期間後も定員に余裕がある場合は、受け付けますのでお問い合わせください。 |
会場 | KUポートスクエア |
教材 | ※講師の判断により、講義内でプリントを配布することがございます |
※ 受講料には、教材費(一部の講座を除く)及び消費税が含まれます。
※ 受講者区分 :一般の方
:神奈川大学生・卒業生等および協議会加盟大学在学生
※ 受講者区分が で、前年度、生涯学習・エクステンション講座の受講歴(一部講座除く)がある方は、受講料を5%割り引きます。
※ 開講日程や時間は、講師の緊急な都合などにより変更する場合があります。
※ 定員に満たない場合は、開講できないことがあります。
日本各地では数多くの遺跡発掘調査が行われ、地下に埋もれていた遺跡が膨大な出土品と共に明らかにされている。その成果はマスコミなどにより報道され、多くの人の注目を集めている。しかし、新聞やテレビを賑やかす様な「新発見」にとどまらず、調査によって蓄えられた発掘データの積み重ねによって、『日本史』像に再考を迫るような新事実も明らかにされている。これまで聞いたことのある『常識的な日本史』像とはひと味違った「列島に暮らすヒトたちの姿」が見えはじめている。
本講座では、長年にわたり県下の遺跡・遺物研究の最前線に立つ新進気鋭の研究者により、考古学の各時代の基礎的な知識から説きおこし、さらに最新の研究成果や分析法などについても平易に解説していく。そして、「遺跡・遺物の魅力」を通じ、博物館や遺跡の訪問が楽しくなるような最新情報を提供し、「考古学の楽しさ」を伝えたい。
昨年に続き本年は、神奈川県域の各地の調査成果について、最新の調査情報について、時代ごとに論ずることにより、『新たな日本史』像について再考し、文化遺産保護の意義について考えていきたい。
回 | 開講月日 | 内容 |
---|---|---|
第1回 | 2024/07/06 |
縄文時代の地域間交流 縄文時代の遺跡からは、遠く離れた地域に分布の中心をもつ土器や、遠隔地の限られた場所でしか獲得できない素材で製作された道具や装身具が出土する場合があリます。このような遺物の出土は、縄文社会に広域にわたる人々の交流があったことを示しています。神奈川県で発見された遺跡の調査成果をもとに、縄文時代前期から中期における地域間交流の痕跡を追い、その背後にある社会について考えます。 講師:坪田 弘子 |
第2回 | 2024/07/13 |
土器から見る弥生時代後期の南関東 ―集団移住と地域再編― 邪馬台国時代前夜の紀元後1~2世紀は、考古学的な時代区分では弥生時代後期にあたります。この時期、石器が激減することで鉄器が普及したことが分かりますが、同時に各地から集団移動に伴う異系統の土器の流入があり、複雑な地域圏が形成されます。こうした土器から見た地域圏は、当時の社会のどのような側面を表しているのでしょうか。最新の土器研究から、激動の時代の人間集団の実態に迫ります。 講師:古屋 紀之 |
第3回 | 2024/07/20 |
装飾大刀の副葬とその背景 -古墳時代後・終末期の墓制と社会- 古墳時代後・終末期の古墳(首長墓など)には、金や銀で装飾された刀が副葬されています。発掘調査によって、神奈川県でも多くの装飾大刀が発見されています。どうして古墳に装飾大刀などの金銀製品を副葬し、そうした威信財を古墳へ納めた背景にはどのようなことがあったのでしょうか。古墳とともに副葬品を分析し、歴史の年表も紐解いて、そこから見える歴史像を解説します。 講師:柏木 善治 |
第4回 | 2024/07/27 |
国分寺の造営と相模・武蔵の国堺 シルクロードを介してインドやペルシャの宝物が正倉院に納められているように、国際色豊かな天平文化が栄えた奈良時代の日本は、戦乱や疫病・飢饉など未曾有の混乱に直面していました。天平13年(741)に鎮護国家を目的として聖武天皇が全国60余国へ建設を命じた国分寺は、国華にふさわしい好所が選定されましたが、相模・武蔵両国に跨っていた横浜市域の在地社会の一端を、国分寺造営と国堺をキーワードに考えてみます。 講師:依田 亮一 |
玉川文化財研究所
(公財)横浜市ふるさと歴史財団埋蔵文化財センター
(公財)かながわ考古学財団
国分寺市教育委員会
※講師については都合により変更する場合があります
開講済