開講済
講座番号 | 24B1600026 |
期間 | 2024年11月2日 ~ 2024年12月7日 |
回数 | 5回 |
曜日 | 土 |
時間 | 10:30~12:00 |
定員 | 16名 ※先着順に受け付け、定員に達し次第締め切ります。 |
受講料 | 9,000円 8,100円 |
申込期間 |
2024年9月2日 ~
2024年10月19日 ※申込期間後も定員に余裕がある場合は、受け付けますのでお問い合わせください。 |
会場 | KUポートスクエア |
講座レベル | なし |
教材 | あり(資料配布または参考程度) |
※ 受講料には、教材費(一部の講座を除く)及び消費税が含まれます。
※ 受講者区分 :一般の方
:神奈川大学生・卒業生等および協議会加盟大学在学生
※ 受講者区分が で、前年度、生涯学習・エクステンション講座の受講歴(一部講座除く)がある方は、受講料を5%割り引きます。
※ 開講日程や時間は、講師の緊急な都合などにより変更する場合があります。
※ 定員に満たない場合は、開講できないことがあります。
古今東西の文学の森。そこから愛といのちの文学が伝える希望が響いてきます。
私たちの生きる21世紀のグローバル世界は、戦争や環境クライシスなど、大きな困難におおわれています。
本講座では、おもに近代以降の文学や外国文学、古典にも目を向けながら、その秘められた魅力を見つめ直します。それは生きづらさの時代を生きる道しるべとなるでしょう。
今回は、旧約聖書の愛の歌『雅歌』や哀しみの歌『哀歌』から、人生を深く見つめるパスカル『パンセ』やヴェイユの作品、19世紀末の愛と自由の世界文学『カラマーゾフの兄弟』、日本近代の漱石の描く夫婦の愛と悲しみのドラマ、植民2世の詩人・森崎和江のいのちの詩やエッセイ集まで、はるかなときを超えて響き合う「愛といのちの文学」をともに学び、そこに文学と生きることの希望を読み解きます。
回 | 開講月日 | 内容 |
---|---|---|
第1回 | 2024/11/02 |
旧約聖書『雅歌』『哀歌』――愛の歌、哀しみの歌 2000年以上前の旧約聖書のなかで結婚歌、恋愛歌といわれる『雅歌』と、歴史のなかの哀しみの歌『哀歌』から、愛と哀しみの歌を見つめます。 |
第2回 | 2024/11/09 |
パスカル『パンセ』と『シモーヌ・ヴェイユアンソロジー』――人生といのちへのまなざし 17世紀のフランスの思想家パスカルの名著『パンセ』と、20世紀フランスの女性哲学者シモーヌ・ヴェイユの作品から、人生といのちの深いまなざしを読み解きます。 |
第3回 | 2024/11/16 |
ドストエフスキー『カラマーゾフの兄弟』――愛と自由の世界文学 ドストエフスキー最晩年の大作『カラマーゾフの兄弟』を自由と愛、信と不信の世界文学として、生きる意味を希望とともに考えます。 |
第4回 | 2024/11/30 |
夏目漱石『それから』『門』『彼岸過迄』――夫婦の愛と悲しみのドラマ 日本近代を孤独とともに生きた文豪・夏目漱石の夫婦の愛をめぐる、静かな悲しみのドラマを現代から見つめ直します。 |
第5回 | 2024/12/07 |
森崎和江詩集といのちのエッセイ集――響き合ういのちの詩(うた) 1927年に朝鮮大邱で生まれた植民2世の詩人がたどりついた、人と自然、韓国と日本など、そこに響き合ういのちの詩とエッセイに耳を澄ませ、共生の希望を考えます。 |
文芸評論家 明治学院大学キリスト教研究所協力研究員
1953年、長野県生まれ。明治学院大学文学部卒業。博士(学術)九州大学。NPO法人滝沢克己協会理事長。元学校法人神奈川大学常務理事。著書に、『椎名麟三論 回心の瞬間』(菁柿堂)、『滝沢克己 存在の宇宙』(創言社)、『記憶と文学』(御茶の水書房)、『埴谷雄高『死霊』論』(御茶の水書房)、『椎名麟三の文学と希望』(菁柿堂)、『内村鑑三』(御茶の水書房)、『内村鑑三の聖書講解』(教文館)、『内村鑑三 再臨の風景』(九州大学出版会)などがある。
※講師については都合により変更する場合があります
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