講座番号 | 25A1600017 |
期間 | 2025年5月31日 ~ 2025年6月28日 |
回数 | 5回 |
曜日 | 土 |
時間 | 15:30~17:00 |
定員 | 30名 ※先着順に受け付け、定員に達し次第締め切ります。 |
受講料 | 9,000円 8,100円 |
申込期間 |
2025年3月3日 ~
2025年5月17日 ※申込期間後も定員に余裕がある場合は、受け付けますのでお問い合わせください。 |
会場 | KUポートスクエア |
講座レベル | なし |
教材 | レジュメ |
※ 受講料には、教材費(一部の講座を除く)及び消費税が含まれます。
※ 受講者区分 :一般の方
:神奈川大学生・卒業生等および協議会加盟大学在学生
※ 受講者区分が で、前年度、生涯学習・エクステンション講座の受講歴(一部講座除く)がある方は、受講料を5%割り引きます。
※ 開講日程や時間は、講師の緊急な都合などにより変更する場合があります。
※ 定員に満たない場合は、開講できないことがあります。
一般に、社会変革は危機によってもたらされます。本講座では、A.トフラーの『第三の波』に基づいて、狩猟採集文明から農牧社会への変革、農牧社会から工業化文明、そして工業社会から高度情報化社会への変革を概観してみましょう。さらに、J. リフキンの『エントロピーの法則』に即して文明社会の不可逆性について考えていきます。人類は、文明社会の限界を克服するために新技術を発明開発してきましたが、技術的成果とリスクは相携えて高くなる性質があります。技術的問題を克服するための新技術は、新たな問題を引き起こすので、人類は絶えざる技術革新への取り組みを余儀なくされる運命を背負るに至りました。言わば、技術という禁断の果実を食べたということです。
本講座では、航空機や自動車の開発過程等具体的な事例に触れながら、人類がいかに技術的リスクを克服してきたか探っていきます。それによって、将来の新技術開発、例えば原発や核融合実験炉に関する分析視覚を得ることが可能となります。
回 | 開講月日 | 内容 |
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第1回 | 2025/05/31 |
無知と文明のパラドクス 文明の変革とエントロピーの法則 |
第2回 | 2025/06/07 |
危機と文明の変革 意思決定論に裏付けされる文明における慣性の法則 |
第3回 | 2025/06/14 |
工業化文明への変革 自動車産業と航空機産業の発展過程 |
第4回 | 2025/06/21 |
技術的リスクの解決プロセス 技術的リスクと社会的リスク、そして技術的解決策と社会的解決策 |
第5回 | 2025/06/28 |
限定された合理性と試行錯誤 工業化文明後の高度情報化社会の限界と、今後の文明の変革について |
東京大学経済学博士
横浜国立大学経営学部を経て、東京大学大学院経済学研究科博士課程修了。経済学博士(東京大学)。フランス国立社会科学高等研究院EHESS客員研究員(2021.4̃2022.3)。神奈川大学経済学部教授定年退職。
※講師については都合により変更する場合があります