講座番号 | 25A1600022 |
期間 | 2025年8月29日 ~ 2025年9月26日 |
回数 | 3回 |
曜日 | 金 |
時間 | 14:00~15:30 |
定員 | 30名 ※先着順に受け付け、定員に達し次第締め切ります。 |
受講料 | 6,000円 5,400円 |
申込期間 |
2025年3月3日 ~
2025年8月22日 ※申込期間後も定員に余裕がある場合は、受け付けますのでお問い合わせください。 |
会場 | KUポートスクエア |
講座レベル | なし |
教材 | (参考) 『ノートル・ダムの残照ー哲学者、森有正の思索から』 (藤原書店)2,970円 |
※ 受講料には、教材費(一部の講座を除く)及び消費税が含まれます。
※ 受講者区分 :一般の方
:神奈川大学生・卒業生等および協議会加盟大学在学生
※ 受講者区分が で、前年度、生涯学習・エクステンション講座の受講歴(一部講座除く)がある方は、受講料を5%割り引きます。
※ 開講日程や時間は、講師の緊急な都合などにより変更する場合があります。
※ 定員に満たない場合は、開講できないことがあります。
哲学者、森有正(1911~76年)のエッセーを読みながらの講義となります。開国後、日本には西欧文明が怒涛のように流れ込んできました。しかし、内面で交わらなければ真の受容はありません。その惨憺たる結果が敗戦だったと感じた森は、東大助教授の職を捨てパリに赴きます。「形を突き抜けた精神の美しさ」と形容したノートル・ダムに西欧文明の象徴を見、正しい日本認識を持つ必要性を日本に発信します。自己に誠実であろうとする私達の心にも揺さぶるものがあるでしょう。
回 | 開講月日 | 内容 |
---|---|---|
第1回 | 2025/08/29 |
哲学者、森有正の紹介~生い立ちと思想形成について~ 「一つの生涯というものは、その生命の稚い日に、その本質において、露われている」「家庭、恋愛、交友、それから醸し出される曲折した経緯そのほか様々なことで、この運命は覆われている。」と、森有正は『バビロンの流れのほとりにて』の冒頭で記している。森の語るモチーフの一つ「運命」について、考えてみる。 |
第2回 | 2025/09/12 |
森有正の思索の原点となる「DESOLATIONとCONSOLATIONの融和」について 森有正は、「DESOLATIONとCONSOLATIONの融和」という言葉を『バビロンの流れのほとりにて』の中に繰り返す。この森のキーワードの意味を探る。 |
第3回 | 2025/09/26 |
森有正の「経験思想」について 森有正はパリでの生活の中で、多くの自然や古い建物などに接し、一個の人間が生涯を通じて「人間が人間になる道」を、我々に語り続けている。森の真骨頂とも言える「経験思想」の理解を深めよう。 |
英文学研究者
日本女子大学文学部英文学科卒業後、同大学院文学研究科英文学専攻博士課程前期修了。法政大学公開講座講師、東京国際大学言語コミュニケーション学部非常勤講師を務める。著書に、『英詩のこころを旅して』(青蛾書房)、「愛と叡智ーイェイツの世界」(思潮社)、『高校生が読んでいる武士道』(角川書店)、『加藤剛さんとノーベル賞詩人イェイツ』(鳥影社)、『ノートル・ダムの残照ー哲学者、森有正の思索から』(藤原書店)。
※講師については都合により変更する場合があります