開講済
講座番号 | 25A1600024 |
期間 | 2025年5月13日 ~ 2025年6月10日 |
回数 | 5回 |
曜日 | 火 |
時間 | 12:30~14:00 |
定員 | 50名 ※先着順に受け付け、定員に達し次第締め切ります。 |
受講料 | 9,000円 8,100円 |
申込期間 |
2025年3月3日 ~
2025年4月28日 ※申込期間後も定員に余裕がある場合は、受け付けますのでお問い合わせください。 |
会場 | KUポートスクエア |
講座レベル | なし |
教材 | (配布) レジュメ等 以下、希望者は講座内で講師より購入頂けます。 石井美樹子訳『真訳 シェイクスピア四大悲劇 ハムレット・オセロー・リア王・マクベス』、河出書房新社 石井美樹子訳『真訳 シェイクスピア傑作選』、河出書房新社 |
※ 受講料には、教材費(一部の講座を除く)及び消費税が含まれます。
※ 受講者区分 :一般の方
:神奈川大学生・卒業生等および協議会加盟大学在学生
※ 受講者区分が で、前年度、生涯学習・エクステンション講座の受講歴(一部講座除く)がある方は、受講料を5%割り引きます。
※ 開講日程や時間は、講師の緊急な都合などにより変更する場合があります。
※ 定員に満たない場合は、開講できないことがあります。
400年前に創作されたシェイクスピア作品は、まるで、わたしたちに向けて書かれたかのように、驚くばかりに私たちの生きる社会を映し出しています。役者として作品を生きながら、作品に流れる普遍のメッセージに耳を傾けます。
シェイクスピアの代表作品のハムレットの中で、主人公はエルシノア城を訪れた役者たちに、「芝居は今も昔も人間の振る舞いに鏡を掲げること」と言います。400年も前の鏡に現代社会の如何なる様相が写し出されているのでしょうか。受講生全員に役者になっていただき(台詞を読む)、劇中人物たちを演じながら、現代社会が抱える諸問題に向き合います。
※本講座は受講生の音読を通して理解を深める内容となっております
回 | 開講月日 | 内容 |
---|---|---|
第1回 | 2025/05/13 |
『リア王』 絶対権力者リア王が、猛嵐の日に、娘たちから虐待を受け、荒野に放り出される。そこで出会った裸同然の乞食に、「人間はこんなものにすぎぬのか?」と言い、衣服を脱いでかけてあげようとする。この認識に至るまでのリアの変遷を辿る。 |
第2回 | 2025/05/20 |
『マクベス』 殺戮を重ね、王冠に手を伸ばすマクベス。このような人間がヒーローたりえるのか。悲劇のヒーローとは何者か? |
第3回 | 2025/05/27 |
『十二夜』 クリスマス最後の日の十二夜に、徹底的になぶりものにされる執事マルボーリオ。権力を振りかざしてきた執事に、下々の者たちはいかなる反撃をくわえるのか?シェイクスピア喜劇の神髄とも呼べる作品に込められたメッセージは? |
第4回 | 2025/06/03 |
『お気に召すまま』 暴虐な公爵によって追放された女主人公ヴァイオラは男性に変装して森に逃亡。そこで、レスリング会場で一目惚れしたオーランドに出逢い、恋の手ほどきをしながら、変装の下にある自分への恋心を掻き立て、ついには、変装を解いて結ばれる。シェイクスピアは幾人もの男装の麗人を創作した。絶対的に男性優位の社会にあって、男装の麗人はいかなる役をはたしたのか。 |
第5回 | 2025/06/10 |
『冬物語』 シチリア王が、親友のボヘミア王が自分の妃(ロシア皇帝の娘)と不義密通を働いているのではないかとの疑いを抱く。疑惑は幾つもの死を招き、ついには断絶に。この複雑な作品を読み解くには、大航海時代の到来とともに台頭してきた地理学の本を紐解いてみなければならない。浮かび上がってくるのは、死と復活の感動のドラマだ。 |
神奈川大学名誉教授
1974~78年、英国ケンブリッジ大学にて中世英文学を学ぶ。ケンブリッジ大学専任講師、静岡大学教授、神奈川大学教授を経て、神奈川大学名誉教授。主要著書『エリザベス一世―華麗なる孤独』(中央公論新社)、『シェイクスピアと鏡の王国』(筑摩書房)、『シェイクスピアのフォークロア』(中央公論)、『真訳 シェイクスピア四大悲劇』(河出書房新社)、訳書『ユングとシェイクスピア』(みすず書房)、他多数。
※講師については都合により変更する場合があります
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