25A1600025
【開講決定】日本文化の源流と行方【オンデマンド配信】  

開講済

講座概要

講座番号 25A1600025
期間 2025年5月10日 ~ 2025年7月5日
回数 5回
曜日
時間 12:00配信開始
定員 -  
受講料 9,000円 8,100円
申込期間 2025年3月3日 ~ 2025年4月26日
※申込期間後も定員に余裕がある場合は、受け付けますのでお問い合わせください。
会場 オンライン
備考 オンデマンド配信では事前に収録した講義を受講できます。ライブ講座とは異なり、場所や時間を選ばず、自由に何回でも視聴できます。
※配信された動画は最終講座から1週間後に視聴できなくなります。

ご受講にあたり下記のシステム環境が必要です。各自、環境の準備と確認をお願いします。
1.パソコン・スマートフォン・タブレットなどの端末
2.インターネット環境
講座レベル なし
教材 (オンラインにて配布)
レジュメ

※ 受講料には、教材費(一部の講座を除く)及び消費税が含まれます。
※ 受講者区分 一般の方:一般の方 神奈川大学生・卒業生等および協議会加盟大学在学生神奈川大学生・卒業生等および協議会加盟大学在学生
※ 受講者区分が 一般の方で、前年度、生涯学習・エクステンション講座の受講歴(一部講座除く)がある方は、受講料を5%割り引きます。

※ 開講日程や時間は、講師の緊急な都合などにより変更する場合があります。
※ 定員に満たない場合は、開講できないことがあります。

内容

日本文化の源流は、縄文・弥生時代の自然信仰に根差した原初神道にあります。飛鳥時代に仏教が伝来し、神道との確執の中から神仏習合が進んでいきます。仏教は奈良・平安時代に国家と結び付く一方で、鎌倉新仏教は民衆の中に広がっていきます。他方、神道は近世に自立化し、明治時代初期には仏教排斥に行き着きます。国家と結び付いた国家神道は戦前まで続きますが、戦後になって廃止されることになります。本講座では原初神道を起点に、神道と仏教の交錯を歴史的に辿るとともに、現代におけるそれぞれの可能性を探りたいと思います。

講座日程

開講月日 内容
第1回 2025/05/10 原初神道の形成ー縄文・弥生時代の自然信仰
日本文化の源流をなす自然信仰は、縄文時代には山や樹木の、また弥生時代には太陽の信仰として原初神道をなしています。原初神道の神々を日本神話の中で考察します。
第2回 2025/05/24 仏教の伝来と鎮護国家ー奈良仏教から鎌倉新仏教へ
飛鳥時代に伝来した仏教は、神道との確執の中から国家によって保護されるようになりますが、国家と癒着した仏教への批判から密教へ、さらには鎌倉新仏教へと発展していきます。
第3回 2025/06/07 神仏習合と神道の自立化ー民族意識の自覚化へ
神道と仏教の融合(習合)が奈良・平安時代に進む一方で、中世から近世にかけて民族意識の自覚化を背景に、神道の自立化が進んでいきます。
第4回 2025/06/21 神仏分離と国家神道ー明治時代から戦前まで
明治新政府は明治初期の神仏分離令によって仏教を排斥し、国家神道によって天皇制国家を確立しようとしましたが、昭和の太平洋戦争に至って破綻することになります。
第5回 2025/07/05 神仏の和合とそれぞれの可能性ー戦後の動向と行方
終戦により国家神道が廃止され、新たに神仏和合の道が提唱されるとともに、神道と仏教の新たな動向が注目されます。現代におけるそれぞれの可能性について考察することにします。

講師紹介

伊坂 青司

神奈川大学名誉教授
1948年三重県生まれ。東北大学大学院文学研究科博士課程単位取得。博士(文学・東北大学)。専門は哲学・文化比較論。神奈川大学外国語学部教授を経て、2019年に退職。現在、神奈川大学名誉教授。主な訳書として『世界史の哲学講義1822/23年ヘーゲル』上・下(講談社学術文庫、2018年)、主著として『ヘーゲルとドイツ・ロマン主義』(御茶の水書房、2000年)など。

※講師については都合により変更する場合があります

開講済

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